教育、きょーいく、

親の転勤のおかげで、日本の公立の小学校、アメリカの小学校、インターに近い日本の私立、予備校、IB校を経験し、このトピックにはとってもとっても熱いの。まあ主に日本の私立がそういうことに熱い欧米寄りで革新的な考えを持った教育方針だったからだと思うけど。ちょっと語ろか。

ぶっちゃけ言います。Typical '日本の教育'がどんなものなのか知らないです。ってか経験してないです(小学校以外)。だから聞いた話と憶測をベースに比較してます。そこはどうかご了承を。

 

こっちに来て強く思うようになった。日本の高校教育は、おもんなくて、おかしい。

 

おもんない、について。

理系科目はおいときます、だってしょうみ同じだから。ただ、学校にもよると思うんだけど、日本では理科で座学がほとんどを占めてて実験をほとんどしない、って聞いたことある。私が通ってた学校は、文系がほとんどだったにも関わらず、化学基礎・生物基礎はほぼ毎週実験。自分でやってみる、ってことに重きを置いていたので。

こっちでも、タンザニアっていう土地柄から、そんなに実験器具とか揃いにくいんであんまり実験はしないです。文系だからこれでもしゃあないかと思うけど、いや理系で実験したことないって怖いわ。特に医者とかを目指す人。いや、お願い、実験して。せめて顕微鏡使いこなせるぐらいにはなって。お願い。って思いながら実験してます。

いや本題そろそろ移るな。

例えば、歴史。日本の高校では、やっぱりセンター・入試でいい点数をとるっていうのが目標になってるから、ひたすら暗記ですよね。私も、テスト一週間前から一生懸命一問一答自分で作って夜3時ぐらいまでひたすら覚えてました。なつかし。歴史好きやから苦痛ではなかったし、いい点とりやすかったけど、いや、おもんないわ。教科書(しかも国のプロパガンダすりこみまくってるやつ)丸暗記とか。

IBでは、試験がsource evaluationとessayです。source evaluationっていうのは、自伝・新聞記事・インタビュー等の引用や写真・風刺画をもとに、このsourceはどういった意味で歴史的価値があるのか、何を表しているのか、どういう点に気をつけて扱うべきか、二つのsourcesを比較してどのようなことがいえるか、を答えるもの。例えば、アパルトヘイト下の南アについてやってた時のテストは、ネルソンマンデラの自伝の抜粋(5行ぐらい)だったり、Sharpeville Massacreの時の写真と警察側・目撃者・被害者のインタビュー記事や学者の書いた記事だったりなんかが出されました。essayは、だいたいTo what extent was .... successful? っていう質問が多いかな、自分で例をあげて比較・分析して小論文を制限時間内に書きます。

そう、歴史は暗記科目やない、考える科目や。授業の内容も、IBでは教科書を読むだけじゃなくて、私の前の日本の学校だったらNHK映像の世紀を見たり、他のドキュメンタリーや歴史映画(ちなみにこの間はMotorcycle Diariesっていうチェ・ゲバラの青年時代を描いた作品)を見たり、がほとんどの時間を占めます。そういうのの方がはるかに頭にはいってきやすいし、おもろいねん。そしてdiscussionやプレゼン。

年号とか、何が起きたとか、そういうのを暗記するのは学びじゃないと思います。そんなん5秒でググれるし、それを知ってても理解してるわけじゃないじゃない。そこから一歩踏み出して、情報をインプットして、それを自分の中で比較・分析して消化して、言葉としてアウトプットする、それが「学び」でしょうよ。#TheoryofKnowledge 。

国語も、これまでは普通だと思ってたけど、IB Lang and Litで言語の持つ能力や「言語とは何か」をベースに学んでて、こっちのほうが面白いなあと思う。それは多分私の趣向のあれやけど。文学やるのも悪くはないと思うけど、私はLang and Litのほうが好きです、それだけ。

 

おかしい、について。

まず、この大学名至上主義がおかしい。

高一の頃から予備校に自分の意思で通ってたわけやけど、大嫌いだった。学校では詰め込み教育は1ミリもなかったから、レベルの高い授業と無駄のない解説によー感動してたけど、進路指導が大っ嫌いってか理解できなかった。

私は、某国立大学の国際社会学部に行きたくて、年に数回書かされる志望校書く紙にそう書いてたのね。んで、何ヶ月かに一回それをもとに大学生のチューターと面談があるわけやけど、彼女の第一声:

『なんで阪大の外国語学部じゃなくてここなの?』

私の脳、軽く動作停止しちゃいましたわ。え、え、なんで阪大がでてくんのそこで。

大学決めるのって、提供してるカリキュラム・プログラム、学校の雰囲気、理念とかで決めるもんやないの。え、同じ国立だからってなんでそうなるの。偏差値で決めるわけやないでしょ。ん、私間違ったこといってるかな?

塾と模試と偏差値が日本の教育をダメにしてると思うの。数字で計れないでしょ、自分の志望大学がどれくらい自分に合ってるか、なんて。しかも、試験の内容だって暗記だけやないの。本当の、その人の「考える能力」っていう意味の頭の良さを計れてないよね。そして塾(予備校)っていうこの産業によるプロパガンダでこの大学名至上主義がより一層強化されてると感じます。

言語教育もおかしい。ちゃんと英語の文法ならったことないからここは憶測です。IBのlanguage B(第二外国語)は、授業がすべてその言語で行われます。言語を「使えるようになる」、がゴールだから。っていってもみんなが使えるようになるわけじゃないし、卒業とともに忘れるのが現実だと思うけど、oralもテストの一つとして成績に換算されるし、上達も早い。日本の英語教育っておかしくね?文法もたしかに大事。でもね、別に私それならってなくてもIBできてるし、まずは英語自体使えるようにならんと意味ないっしょ。取り残されるぞ、世界に。

 

もうこれ、とまらん、本かけるわ、、、

 

PS 予備校のいいとこ:こんなにわかりやすく数学教えてくれるとこない。日本の参考書万歳。そして自習室は世界一快適。ちなみに日本にいた頃宿題を基本自習室で終わらせて家でなんもしない癖がついちゃって今どこで宿題しても全然集中できなくてものすごく困ってる。ああ、あのシーンとしててなんでも揃ってる空間、ここにもあればいいのに。